「馬鹿は成功に学んで失敗し、天才は失敗に学んで成功する」

「馬鹿は成功に学んで失敗し、天才は失敗に学んで成功する」

何でも早くやる人と遅くやる人

その差は一体何なのでしょうか?

仕事の出来る人と出来ない人の話しになるとよく聞く話しですが

心理学的に言えば遅い人の特徴には2つのパターンしかないそうです

一つは、単純に「怠け癖」が習慣化されています

(行動は30日で習慣化され、思考は180日で習慣化される)

もう一つのタイプは、直ぐに行動しない事で「もっと良い方法を探す癖」が習慣化されているそうです

直ぐ行動して失敗した経験があったり、様子を見る事で成功した経験がある為に直ぐに行動しないという癖が身についています

何を判断するのにも過去の失敗を持ち出して「もしああなったらどうしよう」「もしこうなったらどうしよう」「損をするかもしれない」「誰かが成功するまで様子を見よう」「あー心配、心配、不安、不安、怖い、怖い」

この考え方は一見正しいように思えます

行動しなければ失敗しないのですから

ただ、成功もしないのでジリ貧になるかもしれません

だからと言って無闇矢鱈に何でも早く動いた方が良いと言っている訳ではありません

戦国時代最強といわれた武田信玄率いる武田軍の本陣に掲げられていた軍旗

正しくは「孫子の旗」、「孫子四如(しじょ)の旗」に書かれていた文字に「風林火山」という言葉があります

元々「風林火山」は、『孫子・軍争編第7』の軍の行動について書かれている最初の部分です

[疾如風徐如林侵掠如火不動如山]

其の疾きこと風の如く、

其の徐(しず)かなること林の如く、

侵掠すること火の如く、

動かざること山の如し、

知りがたきこと陰の如く、

動くこと雷霆(らいてい)の如し

1-動け

2-動くな

3-動け

4-動くな

5-動け

6-動くな

7-動け

一つ前のコラムで書いたコンフォートゾーンから抜け出すに書かれている

チーズが消えた時に何も考えずに1番早く行動したのは、ネズミでした

ネズミは、チーズが無くなった瞬間に次のチーズを探しに飛び出していきました

主人公のホーは、その場でしばらく「考えて」・・・「行動しない」

・・・「何も変わらな」

・・・「行動する」

現状が上手く行っていない場合、今を何も変えなければ上手く行っていない未来が続くかもしれない

しかしこれまで上手く行っていたのだから、待っていればまた良くなるかもしれない

こう考えるのが普通の人です

世の中の大半の人が自分は行動せずに他人が行動して失敗した姿を見てバカにしています

しかし、失敗しない人間に成功などありえないのです

行動して失敗する人と行動しないで失敗しない人

どちらの方が本当のバカなのでしょうか?

「馬鹿は成功に学んで失敗し、天才は失敗に学んで成功する」

アルベルト・アインシュタイン